昨日は兵庫県川西市にある、BOOKS KOTOBANOIEの10周年記念パーティーということで開催された、ポエトリーリーディングの会、The night of Voice01に「詩を詠む人」として参加してきました。
私が詠んだのは北山耕平さんの「虹の戦士」という、アメリカ・インディアンの物語です。
詩というか、物語というか、正確にはインディアンたちがキャンプファイヤーストーリーとして、火を囲んで子供のインディアンたちに語りかけるお話です。
今回は、私自身が南米パタゴニアの森の中で体験した話と一緒に、そのお話を朗読しました。
が、パタゴニアの情景がどんなものかを説明するのに必死になってしまい、ついつい朗読に入る前の前説がとても長くなってしまいました。
後から思い返してみるとお聞き苦しかったのではないかと思い、反省しきりです。大変失礼いたしました!
百聞は一見にしかず、パタゴニアの風景を見ていただくのが一番であると思うので、その時の写真をこちらに貼り付けておきます。少しでも私が感じた感覚をお伝えできれば嬉しいのですが…どうでしょう??感覚よ、伝われー!
私は何事も感覚で得る性質なので、人に伝えるにはその感覚を言葉に直す必要があります。
けれど、その時感じた感覚が感覚的であればあるほど言葉にするのが難しく、このブログを書く時ですらいつも一人でどうしたものかと唸ってしまいます。
今回はその感覚を極力忠実に伝えたいとそういった説明をしたわけですが、本来であればそういった感覚的なものこそ、詩や音楽や絵など、そういった同じく感覚で訴えるもので表現するべきなのかもしれないなぁと思いました。
残念ながら、詩や音楽や絵を作る才能は持ち併せておらず、それであれば私が感じた感覚を表現した詩を選び、一発入魂で朗読すればよかったのかもしれません。
いや、それを如実に表していると思ったから、今回の「虹の戦士」を選んだわけで…
あれ?じゃあ前説がいらなかっただけ??
だけど前説がないと朗読してもどういったことを私が伝えたかったかもわかりづらい気もするし…
前説を短くすればよかったのかな?
でもこの感覚を短くまとめて伝えるにはどうしたら…うーーーーん。
普段、そんなに自分で表現方法を考えることがないため、今回は終わった後にいろいろ考え込んでしまいました。人に伝えるってとても難しいですね。
でも朗読しなければそんな考えも起こらなかったわけで、唯一はっきりわかったことは、やっぱり何事も恐れずに経験してみないとダメだなぁということ。
そんな貴重な機会を与えてくださったコトバノイエの加藤さんには大感謝です。
ところで、今回は他にも詩人の素潜り旬さん、建築家の岡文右衛門さん、源じろう計画事務所の源じろうさん、grafの服部さん、ippo-plusの守屋さん、スタンダード・ブックストアの中川さんと、他の詠み手の人たちはそうそうたる顔ぶれでした。
みんなそれぞれ個性が思いっきり出ていて、うなづける話や、あぁこうすればいいのか、と勉強になる話、そうそう、それが言いたかったのよ!という内容やじーんと心がふるえるものまで、多種多様でおもしろかったです。本を声に出して読むというシンプルな行為だけに個性が際立つのかもしれません。
ところで今回、未だかつてないくらい緊張しました。
自分の結婚式の100倍緊張しました!
次にこんな機会があれば、次はシンギングボウルでも持参しようかな。
なんなら前説の代わりにシンギングボウルで演奏しようかな!?
むしろそっちの方が伝わるのかもしれない。
実はLIFE IS A JOURNEY!の商品タグの裏には密かにこんな文章が入っています。
“IF IT SCARES YOU, IT MIGHT BE A GOOD THING TO TRY.”
恐ろしいことほど挑戦してみる価値がある、という意味です。
今回はそのひとつだったと思いました。
詩の朗読くらいで何をそんな大げさな!と思った人。
コトバノイエという美しい空間の中で、ひとりライトアップされるってほんまに緊張するんですよー!!!
今回お邪魔させていただいた、BOOKS コトバノイエはこんなところ。
月に二回一般開放日があるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
いろんなおもしろい人が集っていて、刺激的でやさしい空間です。
まりさん。またひとつ素晴らしい経験ができて良かったですね。
本当によかったです^^思い返すたびに良いこと経験させてもらったなーと感謝しきりです^^