暑いです。
今日はとにかく暑い日でした。
気温は日本と似たようなものですが、ネパールってクーラー効いている場所がほとんどないんです。
ちょっと高級そうなお店もほとんどクーラーがありません。
だからこんな暑い日はみんなダレダレ。
大人も子供も動物も、みんなダレダレ。
こんな暑さ、寝ずにやってられない!とばかりに、お店に入っても寝ている店員さんが多いこと、多いこと!
日本では考えられませんが、ほんとにあちこちの店でお昼寝している姿を見かけます。
しかもソファとかで寝てるんじゃなくて、床にごろんと寝ていたりするから、踏みそうになってびっくりすることも。
私がいることに気がついて慌てて立ち、よれよれっと「ハロー」と言ってくれます。
こんな感じだからお店に入るのがちょっと申し訳ないくらい。
きっと怒る人がいないから、みんな自由に寝ているんでしょうね。
「暑いから寝る」はこちらでは当たり前なのかな??
知り合いの店は午前中で切り上げて早々に店じまい。
「こんな暑い日に店なんてやってられないよ!」とのこと。
今日は家に帰って、木陰でお茶を飲む日にするそうです。
ところが…
一変して夕方からなんと大雨。
突然の夕立に、あっという間に道は水が溢れ、洪水状態に。
「こんな雨の中、店なんてやってられないよ!」
そういって他のお店も店じまい。
今夜は家に帰って、家族とゆっくり過ごす日にするそうです。
暑さに洪水に、なかなか大変ではありますが、晴耕雨読というのでしょうか。こういう感覚で毎日を過ごせるのは、なんだかとても羨ましく感じます。
「今はシーズンオフだからね!売れる時に頑張るから、売れない時はリラックスして過ごすが吉!」そう言って家に帰っていきました。
ただ、私たち日本人からすると羨ましいゆるさですが、実際にネパール人たちに聞いてみると、みんな口を揃えて「日本はいいよね!本当に羨ましいよ!」と言います。
「水道ひねると飲める水が出てくるんだろう?」
「ちょっと雨が降ったからって交通が乱れないんだろう?」
「すべてがシステマティックに動いているなんて、本当に羨ましいよ!」との事。
そういえば、この国には信号がほとんどありません。
カトマンズで一つだけ見かけたことがありますが作動しておらず、警察官が信号の前に立って手旗で交通処理を行っています。大きな交差点ですらこれですから、小さな交差点はもうカオス。
小さな交差点といっても交通量は凄まじく、右折左折直進それぞれ優先順位などなく、行った者勝ちな様子。時々、ネパール人のバイクの後ろに乗っけてもらうのですが、ヘルメットも無く、毎回命の危険を感じます。私の後ろでギリギリトラックが止まることなんて日常茶飯事です。昨日乗ったタクシーでは、反対車線にはみ出て無理な追い越しをしようとした結果、もう少しで正面衝突するところを急ブレーキで回避しました。
確かに毎日こんな生活を送っていれば、日本での生活が羨ましくなるのも分かります。
ネパールが日本のようにシステマティックに整備されるまでにはかなりの時間がかかりそう。
その点日本では物理的な設備は揃っています。
あとは個人それぞれにもっと自由を選択できるマインドがあれば日本は最強なのになぁと、ここネパールで砂埃と泥にまみれながらぼんやり考える日々です。
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